サントメ島のカカオプログラム

  • 固有品種:アメロナード
  • アロマプロファイル:ウッディ & ドライフルーツノートのまろやかなカカオ
  • 2001年にプログラム開始
  • 2,200人のパートナー生産者

赤道直下、アフリカ大西洋に浮かぶサントメ島

まるで世界のほかの場所から切り離されたかのような、原生林の広がる美しい島、サントメ。ギニア湾ガボン沖に浮かぶサントメ島はアフリカで初めてカカオが栽培された場所でした。KAOKAの創業者も、サントメ島への初訪問時に美しい島とサントメの人々にすっかり魅せられました。ところが、カカオ栽培は1975年の島の独立後、長年にわたり見捨てられていたのです。

すべてを一から始めたのは2001年のことでした。

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強い絆で結ばれた協同組合の創設

生産者たちは小さな数多くの組合として集まり、2005年に単独の協同組合CECABを立ち上げて、その傘下にまとまりました。KAOKAは、生産者コミュニティー同士をつなげ、カカオ栽培に有機農法を導入することに取り組みました。

最適な条件下でサントメ島のカカオのポテンシャルを最大限に引き出すために、発酵ボックス、乾燥デッキ、保管倉庫など基本となる設備が整えられました。

有機農法でカカオ栽培を復活させ、島に経済発展をもたらすプログラム

島のカカオの木はどれも40年以上前に植樹されていたために老朽化が進んでいました。カカオの生産量は低下する一方で、栽培自体が困難になり、生産者の収入も下降の一途を辿っていました。そこで、KAOKAは2012年にエクアドルのカカオプログラムと同じモデルを導入し、老朽化していたカカオ農園を再生させるリノベーションプログラムに着手しました。

まず、生産性が高く病害虫に強い上、高いアロマのポテンシャルを持つエリートツリーが特定されました。特定されたエリートツリーはKAOKAのクローナルガーデンで接ぎ木し、育てられます。

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こうして育てられたエリートツリーの苗木を生産者に提供し、自分たちの農地の空いている場所に植樹してもらうほか、接ぎ木によって老木に二度目の人生を与えることができるようになったのです。生産者たちには、その際に必要とする農業技術を習熟する場を提供しています。時間はかかりましたが、年を追うごとに収穫量が上昇し、その結果収入も増加しています。

このプロジェクトは国家にとってもまさに一大革命となりました。CECABは瞬く間にサントメ島の輸出者第1位に駆け上り、今日までその地位を保っています。

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自然に倣ったアグロフォレストリーモデル

サントメ島ではもともとカカオの木はバナナ、ジャックフルーツ、マンゴ、パパイヤ、バニラなど様々な果樹と共生しているものでした。つまり、島の伝統的なカカオ栽培はアグロフォレストリーの実践を基本としているのです。

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アメロナード種のアロマプロファイル
ファーストノート

フレッシュフルーツ(りんご、洋梨)
ドライフルーツ(アーモンド、ヘーゼルナッツ)

ボディノート

カカオ & 風味の濃いチョコレート 力強いカカオの風味

ラストノート

ウッディ
重厚なタバコノート
キャラメル


サントメ島のアロマティックカカオの再生物語:
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20年にわたる活動

サントメ島のカカオ栽培を復活させ、島の生産者の収入を増やしカカオ栽培に誇りを持って取り組めるようにすることがKAOKAの狙いでした。

2,200人

パートナー生産者数

890ha

リノベーションによって肥沃な土壌として再生し、収入源となった農地の面積。

86,422本

農園を再生させ、安定した収入を保証するために、2018年以降パートナー生産者たちに提供したアメロナード種の苗木数。