KAOKAの冒険は、オーガニック・フェアトレードの真のパイオニアである、創業者のアンドレ・ドゥベールとともに始まりました。
アンドレ・ドゥベールは一念岩をも通すの言葉の通り、強い意志を持って自分の信念に向かって突き進んだ人でした。時代に先駆け、70年代後半から有機栽培を支持し、オーガニックに取り組む生産者と消費者をつなぐ協同組合、ビオコープの立ち上げにも参加しました。ビオコープはフランス初のオーガニック食品の販売システムです。
世界中を旅したアンドレ・ドゥベールは1988年、アフリカ、トーゴでオーガニックのドライフルーツの取組みを開始しました。そのトーゴで注目したのがカカオでした。アンドレ・ドゥベールはトーゴのカカオで当時世界でもまだ珍しかったオーガニック食品認証を取得したのです。その後現地の政情が不安定になったために撤退を余儀なくされますが、そのトーゴでカカオに魅せられたアンドレ・ドゥベールは、1993年にKAOKAをまさにゼロからスタートさせました。
アンドレ・ドゥベールの計画は当時としては革命的なものでした。それは、生産地で地に足の着いたプログラムを展開して生産者と持続可能な強い信頼関係を築き、地球環境と生産者に配慮のあるチョコレートを提供することでした。
アンドレ・ドゥベールの遺志は、KAOKAの現経営者である息子ギー・ドゥベールと娘マリア・ドゥベールによって、引き継がれています。
アンドレ・ドゥベールはKAOKA創業時より、次世代に美しい環境を残すことに配慮しながら最高級品質のチョコレートを提供するためには、カカオの品種の選定からチョコレートに加工するまでの複雑なプロセスすべてを一貫してコントロールする必要性があると考えていました。
信念に基づき、長年にわたり開発に取り組んできた独自のカカオプログラムは、他社のとりくみと一線を画しています。