Kaoka

フランスの家族経営企業KAOKAは、時代に先駆けて有機農法とフェアトレードに取り組んできたオーガニックカカオのスペシャリストです。

カカオへの情熱に押され、創業以来30年にわたって生産者と地球環境に配慮した、高品質のオーガニックチョコレートを作り続けています。

オーガニック

単なるオーガニックカカオの栽培を超えて、危機に晒されるエコシステムの保全や、森林と土壌を再生するアグロフォレストリーの推進など、さらに踏み込んだ活動に取り組んでいます。

エシカル：地球環境と生産者への配慮

1993年の創業時より、生産者と地球環境に配慮し、カカオの栽培がパートナー生産者にとって真の持続可能な経済発展の手段となるよう支援しています。

品質

オーガニックでフェア、そして何よりも他の追随を許さないその優れた風味はカカオに対するKAOKAの情熱を表しています。KAOKA独自のカカオプログラムは、最高のアロマを持つチョコレートをお届けするために構築されました。

すべての面で公平に

KAOKAは包括的なアプローチでフェアトレードに取り組んでいます。その一環として、高品質のオーガニックチョコレートをできるだけ多くの方にお求めいただけるよう、適正な価格で提供しています。

すべての人にフェアで適正な価格、さらに地球環境に配慮した高品質のオーガニックチョコレートはどのようにして作られるのでしょうか？

その答えはKAOKAの「カカオプログラム」です。

KAOKAがパートナー生産者とともに年月をかけて作り上げた独自のモデルです。

カカオプログラムについてステップごとにご紹介します。

1 カカオ生産者協同組合の構築
カカオプログラムは、生産者協同組合という持続的で強固な基盤があって初めてスタートします。生産者グループと相互の取り組みについて意見交換し、長期契約の締結を始めとして、KAOKAからの生産者への事前資金提供、収穫したカカオ豆の100%買い取りなどを決定しています。KAOKAは、パートナー協同組合を組織として整えて健全な資金管理を行えるよう支援し、安定した活動を継続できるよう配慮しています。
2 カカオの栽培・加工環境の整備
KAOKAが目指すのは、パートナー生産者が有機農法を実践しながら高品質のカカオを生産できるようにすることです。卓越した品質のカカオ作りのため、栽培、発酵、乾燥などを始めとする、農園から商品として輸出されるまでのあらゆる工程が最適な条件で行われるよう全力で取り組んでいます。
3 カカオプログラムの課題を見極める
どの生産地にもそれぞれの独自性があります。そのため、パートナー生産者たちの抱える課題も産地によって違いがあります。

例えば、エクアドル。国の財産とされる固有品種のナショナルは現在、とても希少なものとなっています。
サントメ島では、カカオ農園の老朽化によって生産性が低下し、必然的に栽培農家の収入も減少していました。
ペルーでも、やはり生産性の低下による栽培農家の収入の減少が問題となっていましたが、生産性の低下の原因となったのは農園の老朽化ではなく土壌の荒廃でした。

そこで、実効性と持続性を併せ持った解決策を見つけてカカオ栽培を生産者の安定した収入源にすること、高品質なオーガニックカカオ栽培を定着させること、この2つの課題に取り組みました。
4 生産者とともに考え、課題に取り組む
どの課題についても常にパートナー生産者とともに解決策を検討し、中には数年かかったものもありました。

エクアドルでは革新的な栽培技術を提案し、農園をリノベーション。カカオの収穫は質・量ともに目覚ましく改善されました。サントメ島でも同じ方法を採り入れ、成功を収めました。ペルーでは、パートナー生産者に森をつくる農業であるアグロフォレストリーを奨励。土壌のpHを改良し、有機物によって肥沃にする活動に取り組んでいます。

長期間のパートナーシップがあるからこそ辿り着いた、地に足のついた解決策が生産者の収穫高を増加させたのです。
5 高品質なカカオで安定収入を保証
カカオ生産者の収入は買い取り価格だけでなくカカオの収穫量にも影響されます。KAOKAのアプローチが包括的なのはそのためです。私たちの技術面および栽培面における支援によって収穫量は明らかに増加しています。さらに、市価を上回る買い取り価格を生産者と直接設定するため、彼らの収入は持続可能な方法で確実に増加しています。

それだけではありません。栽培プロセスと発酵・乾燥工程を厳密にコントロールすることで、どのカカオプログラムでもカカオの品質は年を重ねるごとに向上しています。

栽培からオリジナルブレンドの考案に至るまで、全工程で厳しい品質管理を行うことができるのは、KAOKA独自のカカオプログラムがあるからです。